国立博物館の後は、国立新美術館へ。
「THE ハプスブルク 華麗なる王家と美の巨匠たち」を鑑賞。
ウィーン美術史美術館とブダペスト国立西洋美術館の所蔵品から、ハプスブルク家ゆかりの絵画75点と工芸品を7部構成で展示し、さらに特別出品、明治天皇からオーストリア・ハンガリー二重帝国の皇帝に贈られた画帖と蒔絵棚が“里帰り”公開。
Ⅰ ハプスブルク家の肖像画、Ⅱ イタリア絵画、Ⅲ ドイツ絵画、Ⅳ フランドル・オランダ絵画、Ⅴ スペイン絵画、Ⅵ ウィーン美術史博物館の宮廷武具コレクション、Ⅶ 美術収集室の美術工芸品。
一番のお気に入りは、ハンス・フォン・アーヘンの「神聖ローマ皇帝ルドルフ2世」。
絵がいいというよりは、このキャラクターがいい。
なんか、引きこもりで錬金術に没頭していたというキャラらしい肖像画。
「11歳の女帝マリア・テレジア」や「オーストリア皇妃エリザベート」も美しく描かれていてよかったが、このキャラが1番。
昨年「ウィーン美術史美術館 静物画の秘密」展で見た「薔薇色の衣装のマルガリータ王女」、今年の「ルーブル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」の「王女マルガリータの肖像」は3歳頃の王女だったが、こちらはウィーン美術史美術館像の5歳の頃のマルガリータ王女。
1年で3枚も見ているマルガリータ王女。
12月14日までの開催。
今回の東京行きは急に決めたのだが、たまたま「大人の休日倶楽部会員パス」の期間内だったので、利用した。
12000円でJR東日本全線3日間乗り放題というのは、非常に助かる。いつもの半額近いもの。
でも連休でもないのに東京日帰りは、やっぱり疲れる・・・。
朝一の新幹線で、まずは東京国立博物館の「皇室の名宝 2期 正倉院宝物と書・絵巻の名品」展。
「皇室の名宝 1期」も見たかったのだが、いけずじまいだったので、せめて「2期」だけでもと。
さっそく並ぼうと思ったら、列は入場券を持っている人だけということだった。西洋美術館脇の案内所の窓口が9:00から発券というので、まずはそちらへ。
前売り券を買っておけばよかったのだが、急に行くのを決めたからね・・・。
9:05頃、博物館前に戻ると、すでに2、300人の列.。
9:30の開場の頃には、すごい列になっていた。写真は入場前に、小生の後方の列。
展示は4章構成。
1章 古の美[考古遺物・法隆寺献納宝物・正倉院宝物]、2章 古筆と絵巻の競演、3章 中世から近世の宮廷美「宸翰と京都御所のしつらえ]、4章 皇室に伝わる名刀
感想を少し。
「聖徳太子像(法隆寺献納宝物)」。昔の教科書にも載っていたし、万札に使われたのもこれだったはず。実物が見られるとは。最近は、聖徳太子を描いたものではないという説が有力だと思ったが、その説明はなかった・・・。
「法華義疏(法隆寺献納宝物)」。聖徳太子筆。異説もあるようだが、本当に聖徳太子の肉筆なら、すごい。飛鳥の昔、聖徳太子がこれを書いているところを想像すると・・・。浪漫だ。
「杜家立成」。光明皇后自筆の書物。最初は楷書だったのが、徐々に草書風に崩れている。どういう状況でかかれたものか知らないが、だんだん飽きてきて書を崩していくようなことが想像されて、なんか微笑ましかった。
「屏風花氈等帳」。藤原仲麻呂以下6名の自著入り。自著の部分の字があまり上手に見えないところが面白かった。
「螺鈿紫檀阮咸」、「漆胡瓶」、「黄金瑠璃鈿背十二稜鏡」。見事の一言。
どれも1章の展示物・・・。
どうしても興味が古い方へ行ってしまうか。
先月、横浜・東京に出かけた時に、上野・東京都美術館でやっていたこれを見なかったのは、仙台にも巡回してくるのがわかっていたから。
昨日から仙台でも始まったので、さっそく今日「トリノ・エジプト展 -イタリアが愛した美の遺産-」に行ってきた。
前売りを買っていたのにもかかわらず、仙台市博物館に行ったりして。よく考えたら、仙台市博物館は休館中だった。宮城県美術館が遠くなくてよかった・・・。
展示は、5部構成。
第1章 トリノ・エジプト博物館、第2章 彫像ギャラリー、第3章 祈りの軌跡、第4章 死者の旅立ち、第5章 再生への扉。
いろいろな展示品があるわけだが、やっぱり見ごたえがあるのは、「彫像ギャラリー」。
トリノ・エジプト博物館の「彫像ギャラリー」は、図録の写真で見ると、広いスペースに多数の大きな彫像が並べられ、薄暗い室内の中、彫像が照明で浮かびあっているという幻想的な演出。
こちらでは、照明を落とせなかったようで、ただ大きな彫像をまとめて展示してあるだけなのだが。
「アメン神とツタンカーメン王の像」(左)。
向かって右のツタンカーメン王の像の右手が左のアメン神の像の肩にまわされているのだが、後ろから見ると、柱から指先だけ出ているのが、面白い。
「イビの石製人型棺の蓋」(中央)。
黒く磨き上げられた岩が美しい。
「ライオン頭のセクメト女神座像」(右)。
アメンヘテプ3世は、葬祭殿にこんなセクメト神像を400体も立てたのだそうだ。
「トリノ・エジプト展」は12月20日まで宮城県美術館で開催。その後、来年8月まで福岡、神戸、静岡を巡回。
10月2日まで開催中の「特別展 インカ帝国のルーツ 黄金の都 シカン」を見る。
こちらは延長なしで、午後5時までの開館だったため、結構駆け足での鑑賞になってしまった。
10数年前、TBSの番組で見たロロ神殿東の墓から発掘された黄金の仮面と、上下逆さまに埋葬されていたというその様子は、いまだに良く覚えている。
その後、西の墓の発掘後の番組もあったと思うのだが、こちらは記憶があまり鮮明ではない。
それ以来、10年ぐらい「シカン」の話を聞かないと思っていたのだが、ロロ神殿付近の地下水の水位が上昇し、発掘できない状況になっていたということらしい。
やはり自然には勝てない・・・。
今回は実物の「シカン黄金製大仮面」も間近で見ることが出来て、満足。
もう少しゆっくり見ることが出来ればもっとよかった。こちらを先にして、「海のエジプト展」を最後にするべきだったか・・・。
22日に写真を載せた「弥生式土器発掘ゆかりの地の碑」は、この「昭和少年SF大図鑑展 S20~40’ぼくたちの未来予想図」が開催されている(9月27日まで)弥生美術館の近くにある。
弥生美術館は初めて行ったが、東大キャンパスに隣接した、静かな一角にあり、竹久夢二美術館と併設されている。
横浜「海のエジプト展」からこちらに回り、鑑賞。
先日河出書房新社「昭和少年SF大図鑑」を読んで、ぜひ見たいと思っていた。
この本だけでも、随分懐かしい思いがしたのだが、やはり現物は格別。
原画と掲載された雑誌が一緒に展示されていたりすると・・・。
周りの鑑賞者も、みんな年齢は高めで、同じようにノスタルジーに浸っている様だった。
本やプラモデル、ソフビなども展示。
展示してあったプラモデル「サンダーバード ペネロープ号」、子どもの頃確かに作った記憶がある。
でも、なんか記憶の中の色と違うんだよね・・・。何かとごっちゃになっているのかな。
昨日は、まず今日までパシフィコ横浜で開催されていた「海のエジプト展 海底からよみがえる、古代都市アレクサンドリアの至宝」へ。
これは失敗だった・・・。もちろん「海のエジプト展」の内容がと言うことではない。
最終日の前日だったこともあってか、すごい人。
ちょっと寝坊したこともあって、会場に着いたのは10時15分頃だったのだが、チケット購入窓口の前は長蛇の列で、30分待ちの掲示。
結局会場には入れたのは11時ごろ。
いつもの音声ガイドも借りようと思ったら、そこも長蛇の列。見た瞬間に、断念。
陳列ケースの前も人、人、人。
今回は気力がわかず、ほとんど列の後ろから鑑賞。何とかよく見ることができたのは、大きいものだけ。
それでも、カノープスの「王妃の像」、ヘラクレイオンの「ハピ神像」、「ファラオ(王)像」、「王妃像」、「ネクタネボ1世のステラ」、アレクサンドリアの(これはかなり小さいが)「女王クレオパトラのコイン(銅貨)」などが見られたので、よしとするか。
最後に公式カタログを買おうとしたら、なんと、売り切れ。
やっぱり最終日間近には行くものではないか・・・。
会場を出るときも、チケット売り場前は長蛇の列。入るときよりも長い60分待ちの掲示。
延長で7時までやっていたようなので、夕方以降の方が空いていたかも。
まあ、あくまでも「かも」でしかないのだが。
「恐竜2009 砂漠の奇跡!! 恐竜ミイラと世界最大級の恐竜」展の続き。
次のコーナーは、「バッドランドの恐竜」。
バッドランドはロッキー山脈の東側一帯、カナダとアメリカにまたがって広がる地域で、一つのエリアとしては世界で最も多くの化石を産出する。
最初はテリジノサウルス類。
ファルカリウス(前期白亜紀、4m、北米で発見されたテリジノサウルス類として最古)、ノスロニクス(後期白亜紀、4.32m、写真左)、エルリアンサウルス(後期白亜紀、3.75m、写真右)の全身復元複製骨格が並ぶ。
鋭い手のかぎ爪がすごい。
アンキロサウルス類。
アンキロサウルス類各科の頭骨と一緒に、アニマンタルクス(ノドサウルス科、後期白亜紀、3.3m、写真)、エドモントニア(ノドサウルス科、後期白亜紀、4.2m)、チアンゼノサウルス(アンキロサウルス科、後期白亜紀、4.5m、これは中国出土のもの)の全身復元骨格(チアンゼノサウルスは化石、残りの2つは複製)。
そしてティランノサウルス類。
ティランノサウルス類のアジア起源説を紹介するために中国出土のグアンロン(後期ジュラ紀、全長最大3.7m、写真左)、ディロン(前期白亜紀、全長約1.6m、写真右)の化石が展示。
ディロンももっと派手な色でもいいのに。
その先に、「ミクスト・リアリティ体感コーナー 時空を超える恐竜」。
手持ち型スコープをのぞくとCGの立体的トリケラトプスが見れるというもの。
整理券が必要で、毎回40名。9:45~3:45まで1時間おきに配布。
時間前に40名並ぶこともあるらしいので、注意。どうしても見てみたい人は早めに。
発掘体験コーナーもこの辺。
このあたりで、カメラのバッテリーの警告ランプが点灯。おかげでドラコレックスの頭骨の写真を撮り忘れた・・・。
ティランノサウルスの頭骨複製が7つ並んでいるコーナーは圧巻。
頭骨阿修羅状態。
その向かい側の壁沿いに、ティランノサウルスの記載論文に用いられた完模式標本が展示。
「ジェーン」の愛称で呼ばれるティランノサウルス類の全身復元複製骨格(後期白亜紀、7m)も展示。
ティランノサウルスの亜成体なのか、ナノティランヌスなのか論争が続いている個体。
そして、最後のコーナーは、今回の目玉、特別展示「恐竜ミイラ化石『ダコタ』」。
後期白亜紀の鳥脚類ハドロサウルス類のミイラ化石。
皮膚構造や軟組織構造の詳細が明らかになった、非常に貴重な化石。
どこがどこなのかよくわからず、素人には不親切な展示。
せめて模式図でもつけて、化石のどこがどの辺ということがわかればいいと思うのだが・・・。
これで、展示は全部終了し、ディノショップ、ディノカフェへ。
ここで購入できる公式カタログは必見。
よくわからなかった「ダコタ」も詳しく解説されている。
というか、これを持って、見たほうがいい。
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