今日9:00~9:49、NHK総合テレビで放送のNHKスペシャル「エジプト発掘 第1集 ピラミッド 隠された回廊の謎」を視聴。
フランス人建築家ジャン・ピエール・ウーダン氏のピラミッド建築法に関する、「内部トンネルを使って建築した」という説を紹介。
1/3程度の高さまでは直線傾斜路で石を積み上げ、その上の部分は外壁の少し内側に内部トンネルを作り、石を運び上げては、積んでいったというもの。
「内部トンネル」というのは面白い説。ピラミッドには見つかっていない空間が多数あるということなので、こういうのがあってもおかしくはない。
ピラミッドが作られた意味とか謎とかには、まったく関係なく、純粋に建築法に関する説なので、日テレのザヒ・ハワース博士、TBSの吉村作治先生の説とは対立しなく、中立といえば中立。
大野田官衙遺跡 遺跡見学会が、20日、21日の2日間行われたので、今日行って来ました。
11時の開始時刻に行ったのですが、小雨の中にもかかわらず5、60人ほどの人が見学に集まっていました。
大野田官衙遺跡は、多賀城以前の陸奥国府と考えられている郡山遺跡のⅡ期官衙とほぼ同時期の遺跡で、大規模な掘立柱建物跡も6棟見つかっており、物資を集積する機能を持っていたと考えられるそうです。
前回までの調査で、遺跡の四方を囲む溝の内、東南北の溝が見つかっていたのですが、今回の発掘で、西辺と考えられる大溝跡が見つかり、大野田官衙の大きさが確定したそうです。
南北約259m、東西約196mということですが、どれぐらいの規模なのかあまりイメージがわきません・・・。
12月30日は、日テレ系列「日本テレビ開局55年記念番組 今夜歴史が変わる!古代エジプト三大ミステリー 天才考古学者ザヒ・ハワースの新発見Ⅲ」(PM6:00~10:48)。
1月2日は、TBS系列「歴史冒険ミステリー 世界のピラミッド徹底解剖!!人類史上最大の謎を解けSP!」(PM6:30~11:30)。
あわせて約10時間。
日テレ・ザヒ・ハワース博士の「クフ王の墓はピラミッドにあり」 VS TBS・吉村作治先生の「クフ王の墓はピラミッドにはない」。
発掘の結果が出ていないので軍配はどちらにも上げられない。
エジプト考古庁長官であるザヒ博士は実際にピラミッドを調査できるのに対して、吉村先生の方は許可が下りていないので、仮説のみ。
吉村先生の仮説を確かめるために、ピラミッドの調査を許可してほしいな。
今日は郡山遺跡見学会に行ってきました。
郡山遺跡は飛鳥時代の役所(官衙)跡で、Ⅰ期官衙からⅡ期官衙への建て替えがあり、Ⅱ期官衙には寺院が付属してしていたことがわかっており、Ⅱ期官衙は多賀城以前の陸奥国府と考えられています。
今回の遺跡見学会は、第188次調査に基づく報告です。
今回の調査はⅡ期官衙東辺の外側で、方四町Ⅱ期官衙の外郭となる「外溝」がきわめて良好な残存状況で発掘されています。
方四町Ⅱ期官衙は藤原宮の形態をモデルに設計され、1/4の大きさとなっていることはわかっていましたが、この調査で、外溝は一辺533m(1500大尺。藤原京、平城京の条坊設定のさいの一里(533m)の単位と同じ)の大きさで方四町Ⅱ期官衙を正方形に囲んでおり、官衙の設計が都城の造営の仕方と同じであったことがわかったそうです。
遺跡見学会には、近所の方や考古学ファンなど、100名くらいの人が集まっていました。いろいろ聞いてみたいこともあったのですが、老人パワーの前に・・・。
春日社古墳発掘調査現地説明会に行ってきました。
遺跡の現地説明会がいつも日曜ならもう少しいけるのですが、日曜に開かれることは偶にしかないのが残念です。
さて、今回の現地説明会は、仙台市太白区大野田にある春日社古墳から革盾が出土したためのもの。天気も良かったからか、200人以上の人が来ていました。
古墳は5世紀後半のものと考えられていますが、この革盾は首長クラス
の古墳から出土するのが一般的で、ヤマト政権が深いつながりのあった有力者に配布したものと考えられているそうです。
革盾の本体である革や木枠は残っていませんが、仕上げとして盾の表面に塗った漆が膜状になってみつかったものです。表面の文様は刺繍で表
現されており、綾杉文の帯で区画された中に、鋸歯文と菱形文が配され、赤や黒の漆で鮮やかに彩色されています。
文様を明瞭に観察できるほど状態の良い盾の出土は全国で3例目という重要な発見だそうです。

現物ではやはりよくわからないので、復元された盾と模様がわかる資料の絵も貼っておきます。
革盾は現地説明会が終わるとすぐ保存処理を始め、終わってから改めて公開されるそうです。
地底の森ミュージアムで2月20日から3月21日まで開催されている「埴輪の美と現代の芸術」の関連企画、オープン講座「埴輪の話」を富沢市民センターに聞きに行った。
講師は、「埴輪の美と現代の芸術」展の監修をされた東北大学埋蔵文化財調査室特任助教授、藤沢敦先生。
基本的な古墳の話から、埴輪の種類や変遷、今回の企画展に出品された埴輪を蒐集した人たちの話まで、多くの写真を交えて簡潔で分かりやすいお話。
50人ほどの受講者だったが、ほとんどが小生よりも年配と思われる方たち。皆さん熱心に聞き入っていた。
講座終了後、地底の森ミュージアムに場所を移して、藤沢先生による「埴輪の美と現代の芸術」展の展示品解説。こちらも分かりやすい解説。人物埴輪「琴を弾く男」について埴輪で琴を弾いているのは必ず男とか、動物埴輪「水鳥」は白い土がわずかに残っていたので白鳥を模したものだろうとか、ただ見ているだけでは分からない話が大変面白かった。
金曜の河北新報夕刊の河北抄に川端康成が手に入れた乙女頭部のことが書かれていたが、実際に見ることができた。おそらく巫女の頭部だろうということだったが、確かにかわいらしいものだった。
「縄文の森広場で発掘調査を見てみよう」会に参加してきました。
「仙台市縄文の森広場」は「地底の森ミュージアム」の分館に当たる施設で、縄文時代のムラがあった山田上ノ台遺跡を保存し活用するための施設。施設では、縄文土器作り、石器作り、勾玉作りなどの体験活動も行われており、今日も体験されている方が、多数いらっしゃいました。
当日資料によると、山田上ノ台遺跡は縄文時代中期終わ
り頃(約4000年前)の大きなムラの跡で、昭和55年の調査で38軒の竪穴住居跡、60個の貯蔵穴、3箇所のゴミ捨て場などが見つかっており、当時は見晴らしのよい台地の縁に、数軒単位の2つの住居群を設け、周りに貯蔵穴などを配置し、その内側は共同の広場になるよう工夫された場の使い方をしていたと考えられているそうです。

現在も敷地内で竪穴住居跡と遺物包含層を調査中で、その状況を間近に見ながら、竪穴住居跡の調査方法や手順を、仙台市教育委員会文化財課の方に解説していただきました。
発掘現場を間近で見たのは初めてだったので、なかなか興味深いものでした。
出土した遺物が展示してあったテントにいらっしゃった市教委の方にお聞きしたところ、何年ぐらいムラが存続したかとか、多いときは何軒ぐらいの住居があったかなどは、これからの調査でわかってくるだろうとのことでした。今後の調査を楽しみに待ちたいと思います。
実際の発掘体験も一般の方を対象に募集しており、明日24日もあるそうですが、次は来年の9月になるだろうとのことです。日程があえば、ぜひ来年は参加してみたいものです。
地底の森ミュージアムの開館10周年記念特別企画展「氷河期を生きる-2万年前の日本列島-」を見に行く。
地底の森ミュージアムはかなりローカルな施設なので、知らない人の方が多いと思うので一応紹介しておこう。
地底の森ミュージアムは仙台市の地下鉄長町南駅の近くにある、旧石器時代を中心とした市営のテーマミュージアム。富沢遺跡から発掘された2万年前の旧石器時代の遺跡面を現地で保存、公開している。定住の跡ではないが、焚き火の跡を中心として、石器作成の跡などがそのまま展示されている。

建物の外の敷地は、氷河期の森として、2万年前にここに広がっていたと思われる森を再現している。樹木の種類や配置は調査の成果に基づいている。
年4回季節毎に企画展が開催されているが、夏は特別企画展で、今回は旧石器時代の人類の活動と環境を現在の視点から見直すことをテーマにしている。
ここの企画展示室はあまり大きくないので、あまり大規模な展示ではないが、全国各地の遺跡から出土した石器などが数多く出品されている。基本的に写真撮影は不可だが、ナウマンゾウと写真をとろうのコーナーだけはOK。北海道で発掘されたナウマンゾウの骨格標本の複製が展示されている。
子供向け?の企画として、氷河期の動物たちを作ってみようという体験コーナーがあった。ここは大人料金400円とリーズナブルなので、子供たちを連れて行っても結構安く上がる。9月18日までの開催なので、ご近所の方はどうぞ。
先日帰省した際に時間があったので、奥州市埋蔵文化財調査センターの展示を見てきた。
奥州市埋蔵文化財調査センターは胆沢城跡に隣接して建てられ、胆沢城跡や市内の遺跡の発掘調査と研究、出土資料の保管を行っており、施設内では出土物の展示やアテルイの紹介などを行っている。http://www.city.oshu.iwate.jp/maibun/index.htm
胆沢城とは平安時代初期の802年、大和朝廷と蝦夷との戦いの中で、坂上田村麻呂によって造られた古代城柵。その後、多賀城から鎮守府が移され、10世紀後半まで150年ほど存続していた。
アテルイは胆沢地方に住んでいた蝦夷のリーダーで、朝廷軍と戦い数々の勝利を収めたが、結局降伏し、河内国で斬刑に処された。坂上田村麻呂との友情(?)や彼の助命にもかかわらず処刑された、地元の悲劇のヒーローである。
展示は9つのコーナーに分かれ、出土品とわかりやすい説明文で解説されている。
1.蝦夷の紹介コーナー 古代東北の弥生・古墳時代の歴史の概要の紹介
2.胆沢城コーナー 発掘調査による胆沢城の造営、施設概要の紹介
3.発掘調査コーナー 市内の発掘調査の速報
4.歴史・考古学Q&Aコーナー 小・中学生を対象としたクイズによる歴史学習
5.胆沢城の働きコーナー 胆沢城の働きや仕組みの紹介 漆紙文書が興味深い
6.周辺のムラコーナー 胆沢城造営後のムラとエミシの紹介
7.古代食コーナー 奈良・平安時代の古代食の紹介
8.古代の信仰コーナー 呪いなどの信仰の紹介
9.映像コーナー 「古代東北蝦夷の世界」 古代東北の歴史、蝦夷の実像を30分ほどのビデオで紹介
入館料200円で涼しいし、それなりに興味深い展示で楽しめたが、お盆中だとはいえ、他に見学者がいないというのはどうなんでしょ。いくら市営の施設とはいえ、これでやっていけるのかな。近くに「えさし藤原の郷」もあることだし、もう少し宣伝して集客を図った方が良いじゃないかな。要らぬお世話かもしれないが、ちょっと心配・・・。
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